その日は暖かく訓練場所の日本橋公園は家族連れが休日を楽しんでいた。武闘経験数十年と経験豊富な赤井による厳しい訓練を行った。
我々の激しい武闘訓練が始まるや否や家族連れは誰もいなくなり、平和の象徴の鳩も恐れをなし全て居なくなった。
武闘訓練は突撃隊員の重要な任務の一つである。その内容は体力向上を目的とした体力練成や、基本的な動作を学ぶ基本教練に始まり、戦闘技術を訓練する。
武闘訓練とは、個人並びに集団の能力を向上させるために行われるものである。
【訓練内容】徒手格闘技
①敵対する相手に対しての対応
②投げ技
③間接技
の三点を行った。
激しい武闘訓練の為、崎森班長のサングラスが粉砕するアクシデントがあったが大変有意義な武闘訓練であった。
今後は原則的に武闘訓練は錬度に応じて段階的に高度化していく。従って、精強である突撃隊は能力の維持のために求められる訓練の程度が厳しく、厳しい訓練が一種の選抜試験の性質を併せ持つ事もある。
我々突撃隊は、身体の護身術のみならず、頭の護身術、心の護身術を体得するべく今後も計画を立てて行っていく。(赤)